
こんにちは。 国際協力NGO「日本国際ボランティアセンター(JVC)」で 広報を担当している仁茂田(にもだ)といいます。 GARDEN Jounralismの「みんなの農園」で情報発信をさせていただけることになりました。 「育てたい種」として団体のことを紹介していただき、また特集記事「観察ノート」でも 団体の活動の詳細について、たくさん記事にしていただきました。 こちらの記事もぜひご覧いただけたらと思います。 2017/9/22 私たちの税金が、モザンビークの農民の生活を奪う結果に使われている可能性 NGOが警鐘 2018/1/14「家に戻ったらまた襲撃されるかも」人口の約 1/3 が未だに避難生活 2018/1/22「私たちと一緒に立ち上がってほしい」占領下でたまり続けるパレスチナ人の孤独感・閉塞感 2018/2/16「武器を取って戦うこと以外の問題解決方法があるんだ」JVCアフガニスタン人スタッフが挑む平和構築 2018/10/1 どうなる日朝関係 未来を照らす日本と平壌の学生交流
JVCのポリシー JVCは、現在世界11の国・地域で貧しい農村の収入向上のための農業研修や 難民・避難民キャンプでの生計改善支援、 宗教や人種などで対立する 人々の間での平和構築活動など、様々な活動を行っています。 アプローチする現地の問題もそれぞれなのですが、JVCのポリシーとして、 「現地の人が主役」「問題の根本にこだわる」というものがあります。 私たちは活動地の人々を「かわいそうな助けるべき存在」とは考えません。 そこに暮らしているのは、たまたま困難な状況にいる、というのが違うだけで 私たちと同じ「普通の人々」です。 一方的に助けに行く、というスタンスではなく現地の人々自身が解決できる方法を 一緒に考え、実現を支える黒子のような存在でありたいと考えています。 また、紛争や貧困などの問題は、今困っていることを解決するだけでなく、 問題が起こる世の中の構造そのものを変えていきたいと考えています。 食料不足に食料を持っていくのではなく、難民の人たちが難民になってから支えるのではなく、 そもそも食料不足にならない、難民にならないですむような支援をしたいと思い、 日々の活動に取り組んでいます。
問題解決にはみんなの関わりが大事! これまで約40年にわたり活動をしてきましたが、 問題の解決に向けて大切なことは、世の中の人々が 積極的に関わることだと感じています。 自分や、自分のまわりの暮らしさえよければいい、 直接の関係がない人のことについては知らない、 そういった人々の態度は問題を起こす側や社会を 実は肯定し、むしろ助長させているとも言えます。 堀潤さんは、パレスチナのJVCの活動地を訪れ、現地の人々と話して、 現状を「片想い」だと表現されていました。 (以下、堀さんのnote記事「片想いから、卒業する」から引用) ---------------------------- 多くの人が日本について知っていて、「日本は原爆・戦争で焼け野原になったところから 見事な復興を遂げた。そして今は世界のために支援をしている。皆さんに敬意を伝えたい。」 と言ってくれているけれど、それを日本にいる自分たちが知らなかったこと、 知ろうとしなかったことを後悔したと。 ---------------------------- いつか、私たちが大変な側にまわるかもしれません。 「困ったときはお互いさま」の気持ちで世界の人々の問題を「じぶんごと」と 感じていただけるような、そんな発信をしていきたいと思います。 一人でも多くの方に関心を持っていただけるよう 現地からのレポートやスタッフが直接お話するイベントなどの情報を 「みんなの農園」でお伝えしてきたいと思っています。 どうぞよろしくおねがいします! ★HP、Facebook、Twitterなどでも発信しています。あわせてぜひご覧ください!