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新型コロナウイルス感染症と闘う看護職を応援したい 糖尿病患者と家族の支援団体が寄付募る

新型コロナウイルスの再拡大に危機感が高まる中、糖尿病患者や家族の支援を行っているNPO法人が、コロナ禍で疲弊する看護職を支援するため、クラウドファンディング(CF)で支援金を募っています。拠点とする佐賀県の食材を使った弁当などを現場に届けることで、少しでも心安らぐひとときをもってもらおうという試みです。

取り組んでいるのは、認定NPO法人「日本IDDMネットワーク」(本部・佐賀市)。1型糖尿病をはじめとする、生きるために必須なインスリンというホルモンの補充が欠かせない糖尿病患者・家族の支援を続けてきました。

糖尿病患者はインスリン補充など日頃から看護職と接する機会も多く、同法人には「もしも看護職の方々が倒れてしまったら、適切な医療を受けることができなくなるのではないか」という心配が常に目の前にあったといいます。CFを始めたきっかけは、「重症化リスクの高い基礎疾患のある多くの患者にとって、新型コロナによる医療逼迫は決して他人事ではない」という思いでした。

特徴的なのは、看護職への支援の方法。同法人が拠点とする佐賀県のブランド牛「伊万里牛」を使った弁当など、佐賀県の食材を楽しんでもらうというものです。

同法人が看護職のためにできることを模索する中、「佐賀県の特産品が売れずに困っている」という話が耳に入ってきました。コロナ禍で飲食業界が打撃を受け、日頃から活動をサポートしてくれている飲食事業者や生産者などにも大きな影響が出ています。昨年、一昨年と立て続けに発生した九州の大雨被害も深刻です。そこで、佐賀県産の食材を使った弁当や、温めればすぐに食べられるものを届けることで、看護職の負担を軽減して、おいしいもので安らぎの時間をもってもらうとともに、佐賀県の事業者も応援できるのではないか、と考えたのです。支援先は、新型コロナ対策の最前線となる、東京都や福岡県などの医療機関への支援を検討しています。

自身も8歳の時に1型糖尿病を発症した、同法人の大村詠一・専務理事は「コロナ対応によって心身ともに疲弊している看護職の方々を、『私たち患者・家族が中心になって応援したい』という思いからこのプロジェクトを立ち上げました。また、コロナ禍で打撃を受けた佐賀の生産者の支援にもつなげたいと思い、『佐賀のおいしい食べもの』を届けるという支援の形をとりました」と語り、「CFを通して継続的な感染予防への取り組みを呼びかけることも、大きな目的です。何とぞ、継続的なご支援をお願いいたします」と呼びかけています。

支援金は12月15日まで受け付けています。詳細はこちら

A-port 朝日新聞社

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