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(日本語) 10年間で10回再発…現役がん患者が「これからがんになる」(かもしれない)人に贈る「ドヤフェス」

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がんになっても夢を見るのを諦めない、前向きに生きているがん患者らが「どや!」と得意顔をし、ともに歌い、笑う。「ドヤフェス」はそんな、音楽やトークを交えたイベントです。

「これからがんになる(かもしれない)人」に向けて、がんに少しでも関心を持ってもらい、早期発見の意義を伝えようと3年前にスタートしました。今年11月~来年1月にかけて渋谷、神戸、大阪での開催を予定しており、その費用をクラウドファンディングで募っています。

■「音楽が僕を生き延びさせてくれる」

主催者の「まっちゃき」こと松崎匡さんは、がんになって10年、現在10回目の再発中の末期がん患者です。7年前には余命半年と宣告されたこともあったそうです。

「このまま死ぬのを待つのではなく、せっかくの経験を『これからがんになる(かもしれない)人』に向けて発信していくことが大切ではないか?」

「ヘタレな顔して生きるより『ドヤ顔』して生きて見せることで、がんを早期発見し、生きがいを見つければ、末期がんでも元気に生きられることを実際見てもらいたい」

そんな気持ちで、このドヤフェスを立ち上げる決意をしました。

元々音楽好きだったという松崎さん。故・忌野清志郎さんの後輩になりたくて母校の都立日野高校を選んだというほど、忌野さんに憧れていました。ドヤフェスを始めるにあたっては、忌野さんにゆかりのある人たちを訪ね歩いたそうです。忌野さんと一緒に活動していた山川のりをさんをはじめ、多くの方々の協力を得て、イベントを実現しました。

2016年から東京都内で開催した6回はいずれも満員。2019年からは全国展開として、地方でも開催しています。

「『がん』と診断された時、『誰に相談したら良いのか』に困る人はいっぱいいます。誰にも相談できず一人で悩むほど精神的に参ってしまう事はありません。かといっていわゆる『専門家』の話はよく知らない言語が多くて敷居が高く行きづらい…」

「そんな時に『ドヤフェスってやってる奴いたな』と思い出してくれたら、少しは話しやすくなるのではないか?との思いで今まで続けてきました」

今回のクラウドファンディングでは、11月から来年1月にかけて、渋谷、神戸、大阪の3カ所でドヤフェスを開催するための費用を募っています。

「僕はこの3年間ドヤフェスを生きがいにしたおかげで生き延びて来られました。そしてこうやって継続できたのは多くの皆様の応援、協力、ご支援のおかげです。今回ご支援いただける方の思いをしっかりと受け止め、より多くの方に届けて行けるようドヤフェスを継続したいと思っております」

支援の受け付けは10月31日までです。

詳細はこちらをご覧ください。

(日本語) A-port 朝日新聞社

(日本語) A-port 朝日新聞社

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