
世界の紛争地や貧困地域に暮らす子どもたちへの医療支援を行う「ドイツ国際平和村」。代表のトーマス・ヤコブス氏が来日するのにあわせ、4月19日~22日に広島、長崎、東京で「未来のいのち国際サミット2019」を開きます。未来のいのちのために、日本に住む私たちにできることを一緒に考えてみませんか。
みなさんは、ドイツ国際平和村をご存知ですか?
ドイツの小さな町に位置するその場所では、世界の紛争地や貧困地域から、ケガや病気に苦しむ子どもたちを迎え入れ、治療やリハビリを支援する活動をしています。
1967年に市民団体により創設され、その活動資金は主として人々の善意、世界からの寄付金で成り立っています。
これまでに2万人以上の命を救ってきましたが、過去には何度か経営危機に陥ったこともありました。
25年前に日本のテレビ局での取材放送をきっかけに、日本からも寄付が寄せられるようになりました。今日では平和村に寄せられる寄付の約15%が日本からの寄付とされています。
平和村へ続く一本道は、日本への感謝と第2次世界大戦を忘れないという思いを込めて「Rua Hiroshima(ヒロシマ通り)」と名付けられています。
そのドイツ国際平和村の代表トーマス・ヤコブ氏の来日が決まりました。
「経営危機を救ってくれた日本にお礼を伝えたい」
というトーマス氏の願いで実現したものです。
来日にあわせて、4月19日は広島、20日は長崎、22日は東京で、「未来のいのち国際サミット2019」を開催します。日本という恵まれた環境にいる私たちが、「未来のいのち」のために何ができるのか。今回のサミット開催には、国境を越えて、肌の色を越えて、みんなで考える機会にしたいという思いが込められています。
企画した「にこにこ一般財団法人」代表の浅野敬子さんは、ヤコブス氏の来日費用やドイツ国際平和村への支援のために、5月31日までクラウドファンディングに取り組んでいます。
「ドイツ国際平和村のことを知ってください。子ども達のことを知ってください。未来のいのちのために、私達にもできることがあるはずです。私達の挑戦、ドイツ国際平和村代表のトーマス・ヤコブス氏の来日と『未来の命いのち国際サミット2019』の開催にお力添えください」
と呼びかけています。
詳細はプロジェクトページ(https://a-port.asahi.com/projects/mirainoinochi/)をご覧ください。
(写真提供:ドイツ国際平和村)