子ども教育貧困

新型コロナ禍で困窮…児童養護施設や里親家庭で育った若者に支援を

新型コロナウイルス緊急学生応援金

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、アルバイトで学費と生計を維持していた若者の多くが苦境に陥っています。虐待や貧困などで家族から離れ、児童養護施設や里親家庭などで育った学生たちは、とりわけ深刻な状況です。

こうした学生たちに一律5万円を贈る「新型コロナウイルス緊急学生応援金」をスタートします。

一人でも多く支援が届くように、どうか皆様のお力をお貸しください。

(朝日新聞4月24日朝刊)

 

児童養護施設や里親家庭など社会的養護の対象となる子どもは約4万5千人。児童養護施設の子どもの約6割は、家庭で虐待を受けていたといわれています。

彼らは安心・安全な「子ども期」を奪われ、勉強ができる環境でなかったということも珍しくありません。

経済的なハードルも高く、児童養護施設の子どもの高校卒業後の進学率は、一般家庭の3分の1程度にとどまっています。

生活費をアルバイトで賄っているため、体調を崩すと経済的に困窮するということが、平常時でも起こります。

コロナ禍のいま、社会からの支援を切実に必要としています。

 

今回のプロジェクトは朝日新聞厚生文化事業団が主催し、子どもシェルターなどを運営するカリヨン子どもセンターの協力で実施します。

皆様からのご支援を元に、児童養護施設、里親家庭、自立援助ホーム(子どもシェルターを含む)出身の大学生や専門学校生らに、1人あたり一律5万円を給付します。すでに500人以上の学生から申し込みが届いています。

一人でも多くの若者たちに応援金を届け、「一人じゃない」「あなたを応援している大人がいる」というメッセージになればと願っています。ご支援よろしくお願いいたします。

詳細はこちらをご覧ください。

A-port 朝日新聞社

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