こども食堂安心・安全プロジェクト
すべての子どもがこども食堂につながるために。
全国のこども食堂を何があっても安全な場所に。
私たちは、2016年から「広がれ、こども食堂の輪!」全国ツアーを開催し、こども食堂運営者、および支援する行政・自治会・学校関係者・市民の方たちと話し合いを重ねてきました。
全国各地のこども食堂運営者・関係者のご尽力により、「こども食堂は貧困家庭の子どもを集めて食事をさせるところではない。もっと多様で、地域の居場所も担おうとしている」という理解は大きく広がってきました。他方、「必要な子どもたちに情報が届いているか、心もとない」「学校や地域団体との連携がうまくできていない」という運営者からの声や、「こども食堂の趣旨は理解するけれど、そこ(こども食堂)は、安心してこどもを紹介できる場所なんでしょうか?」という地域団体や学校関係者の懸念も聞こえてきました。特に万が一のことが起こったとき、きちんと対応できる保険等に加入しているかについては、各地で高い関心が示されていました。
実際には、こども食堂の多くは何らかの保険に加入していますが、加入していないこども食堂があるのも事実です。そして、どこがどのような保険に加入しているのか、またはいないのか、外部の人たちにはきちんと伝わっていないこともあるようです。
「こども」と「食事」に関わるだけに、もし「善いことをしているから許されるだろう、と思っているのではないか」と受け取られてしまったら、とても残念で、もったいないことです。結果的に子どもたちに必要な情報が届かないとなれば、活動の継続・発展にも関わってきてしまいます。
一方で、多くのこども食堂の財政基盤はまだ脆弱です。現状では「次回をいかに開催するか」に四苦八苦とせざるを得ないこども食堂があるのも事実です。その現実を踏まえずに、「なんとかすべきだ」と言い放つだけでは、事態は改善しません。
そこで私たちは、全国に芽生えたこども食堂の取組みを後押しし、地域の理解をさらに進め、すべての子どもがこども食堂に安心してつながれるようにするためのプロジェクトを始めます。具体的には、インターネットを通じた資金集めツールであるクラウドファンディングを活用し、子どもの傷害・食中毒・熱中症等に広く対応できる保険(社協取り扱いの「ボランティア行事用保険」等)に加入するための資金(3年分)を集めます。そのために、このプロジェクトに一緒に参加し、ともに広く社会に呼びかけるこども食堂(200か所)を募集します。
その3年の間にさらに地域との連携を深め、より多くのこどもたちに必要な情報が届くようにし、また、ボランティアや食材、開催場所に関する協力関係も深めて、運営基盤を強化していきましょう。そのためのさらなる仕組みも併せて考えていきます。下記募集要項をご覧いただき、参加をご検討いただければ幸いです。よろしくお願いします。
主催 :こども食堂安心・安全向上委員会
- 大谷 清美[NPO法人チャイルドケアセンター(福岡)]
- 栗林 知絵子[NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク(東京)]
- 小西 由美子[守山市吉身東町自治会ひがしっこ食堂(滋賀)]
- 近藤 亜弥[おてらde食堂(北海道)]
- 園田 愛美[森の玉里こども食堂(鹿児島)]
- 渡邉光春[社会福祉法人 滋賀県社会福祉協議会 会長]
- 代表:湯浅 誠[社会活動家・法政大学教授]
共催 :「広がれ、こども食堂の輪!全国ツアー実行委員会(代表:栗林 知絵子)
協力 :こども食堂ネットワーク
Outline
支援先サイトURL | (日本語) http://kodomoshokudou-network.com/anshin/ |
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Name | (日本語) こども食堂安心・安全向上委員会 |
Representative | (日本語) 湯浅誠 |
Address | (日本語) 〒525-0072滋賀県草津市笠山7-8-138 滋賀県社会福祉協議会事業部門 |
Telephone | (日本語) 077-567-3924 |
(日本語) kodomo-anshin@shigashakyo.jp | |
Website | (日本語) http://kodomoshokudou-network.com/anshin/index.html |
参加URL | (日本語) http://kodomoshokudou-network.com/anshin/#recruiting |